人との価値は平等でも、それぞれの能力は平等じゃないという現実
人の価値は平等だと思うし、権利やチャンスも等しく与えられるべきだと思う。
性別や年齢、学歴などで差別されるのではなく、何度でもチャンスを与えられる世の中になってほしいと思う。
でも、残念ながらそれぞれの能力は平等じゃない。これを忘れちゃいけない。
「平等」を声高に叫ぶ人の中には、ここを勘違いしている人が多いように思う。
本当の平等はチャンスの平等であって、結果の平等じゃない。
能力には違いがあるから、他の人と横並びに成長してくことはありえない。
どうしたって結果に差が出てくる。これは仕方のないことなのです。
だから、努力をしないといけないし、能力に違いがあるんだから、自分よりも能力のある人に追いつくには、その人の何倍も努力しないと結果なんて出ない。
ここで勘違いしてはいけないのは、能力がない=ダメ、悪い、ってことじゃないということ。
能力がない、ただそれだけ。
足りない分は努力や工夫で補わないといけない、ただそれだけ。
別に人として劣っているということではなくて、その分野に関する力が足りないから、補うべく努力が必要だということ。
それが認識できるかどうかで、人の成長は変わるんだと思う。
それがわかっている人は、自分が望む結果を出すために愚直に必要な努力を積み重ねることができるけど、それがわかっていない人は、他人と自分を比較して「どうして」「なんで」と悩んでばかりで、挙げ句の果てに人を妬んだり、足を引っ張ったりするようになるのです。
そうならないように、まずは人の能力は平等ではないということを理解してそこからスタートするということが大事です。
そして、努力しても結果が出ないことはあるし、能力差を埋められないことだってあります。
でもそれは決して無駄な努力ではなくて、思うような結果は得られないとしても、他に得るものがあります。
大事なのは人と比較して自分を嘆くことじゃなくて、あ、ここは能力足りないなと思ったら必要な努力は何かを考えることです。
現実を見ないと痛い大人になってしまいます。
<スポンサードリンク>