愚痴は自分への呪文になる。
昔は、本当に愚痴が多かったんです、私。
「愚痴りだしたら止まらない」って職場の先輩にも言われたことがあります。確かに、常に愚痴ってた。
その頃は、「だって、愚痴らせるような上司が悪いんじゃ!」と思っていたのですが、今にして思えば私の器が小さいだけでした。
それがわかっただけでも、少し進歩できたのではないかと思っています。
愚痴は自分への呪文になってしまうよ!と、愚痴っている人に全力で言いたい。
自分の口から吐き出す言葉は、そのまま自分へのブーメランとして戻ってきます。自分の耳から、愚痴をずっと聞いているのだから、人に愚痴をこぼされているのと何ら変わらないのです。
しかも愚痴は、誰も幸せにしない。
愚痴をこぼして、いっときスッキリするならいいのですが、でもそれって、スッキリしているのは自分だけ。聞かされている方はたまったもんじゃないですね。
若い頃はわかりませんでしたが、今ならわかります。
結局、愚痴をこぼしているだけじゃ、何も変わらない。スッキリしたような気になるけど、実はしてない。だけど、文句を言うと「自分が正しい」と思えるから、何となくスッキリした錯覚を起こしているだけだと思う。
女性は解決策を求めない生き物だから、「そうだね」って聞いてあげればいいってよく言われますが、どうなんだろう。同意はしてほしいけど、解決策を求めていないわけじゃないと思うのですが、どうでしょう。
解決できれば、その方が良くない?でもできないんだな、そう簡単には・・・
だから、愚痴りたくなるんですね、人は。
でも、愚痴は自分にも、周りにも、プラスにはならないから、基本的にはやめた方がいいです。
そりゃ、愚痴りたいときだってありますよ、人間ですから。
何でよ、どうしてよ、って文句を言いたいことはあります。今でも、毎日のようにあります。
まだまだ、人間の器が小さいもので。
だから、愚痴をこぼしてしまったら、それは仕方ない。だけど、せめて愚痴の後は、いい言葉で締めくくりましょう。
「今日はこんなことがあったけど、明日はきっといい日になる。」
そんな風に、プラスの言葉で終わりにしよう。
終わり良ければすべて良しです。
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