情報弱者にならず、正しく恐れること
コロナが流行りだしてから、正確な情報を得ることがどれほど大事かと身にしみています。
デマに踊らされた人がティッシュやトイレットペーパー、おむつや生理用品まで買い占め、本当に必要としている人の手に入らないという、異常な事態。
人はパニックになると、人のことなんてどうでもよくなるんだなと思って、恐ろしくなりました。私はオイルショックを経験していませんので、災害も起きていないのに生活物資を求めて人が殺到するという現場を初めて見たわけです。
もし、「トイレットペーパーがなくなるらしいよ」と言われても、情報に強い人は、「それ、どこの誰から聞いたの?」と疑問に思うでしょう。
そして、「トイレットペーパーは中国産、中国から紙が来なくなるから、日本のペーパー類もなくなる」という情報がデマだということは、少し調べればわかることなので、パニックになることはないのです。
しかし、疑問に思うとか、自分で調べるという癖がついていないと、どこの誰が言ったかわからないような情報に踊らされて、パニックになるわけです。
まだ、紙で良かったし、実際に紙は無くなっていないので良かったですが、これが人の安全とか命に関わる情報だったらどうするんだろうと思うのです。
人から聞いたことをそのまま信じるのではなくて、「それ、本当?」と疑問に思う癖をつけていかないといけない。そうしないと、嘘やデマに踊らされて、自分自身が取り返しのつかないことをしてしまうかもしれない。
落ち着け。まず、落ち着け。
それは本当か、よく考えろ。
わからなければ、調べろ。
なんのためにインターネットがあるんだ。
もちろん、これだけの情報が溢れているから、情報の取捨選択は必要ですが、誰が言っていることなのか、それはどのようなエビデンスに基づいた情報なのか、正しいことをしっかり見極める目を持ちたいと思います。
最悪のシナリオを想定して、備えることはとても大切だと思います。日本はただでさえ地震などの災害が多い国ですから、そのための備えは必要です。平和ボケして能天気でいるのも困ると思います。
しかし、不要なものまで買い占めて、他の人に迷惑をかけるような恥ずかしい真似はしたくないです。
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