すっかり変わったライフスタイルの中で
今度の休みにはどこへ行こうか?こんな当たり前のセリフすら言えなくなってしまいました。
コロナの騒ぎが始まってからもう1年以上も経つのに、一向に状況が変わる気配もない。子供と一緒にお出かけするのは、時間もお金もかかるし、正直ちょっと面倒だなあと思っていたこともあるのですが、そんな面倒も、今は懐かしいとすら思います。
当たり前って、なんて尊いのだろう。
娘の卒業式に参列できないなんて、大学生になった娘が一度も通学できないなんて、夏休みも子供とどこにも行けないなんて、思いもしなかった。災害は、地震とか台風だけではないのだなと、本当に思わぬところからやってくるものなのだということを改めて思い知りました。
だからこそ、普通に生きている日々が、本当に大事なのだということを思い知った1年でもあります。
仕事と子育てをしていて、毎日何かに追われていると、こんな大変な日常から逃げ出したい、一人になりたいなんて思うこともあるのですが、こんな大変な日常こそがきっと大切な宝物。
子供はいつか巣立ってしまう。ずっと一緒にいられるわけではないのに。
家にいても会話はできるし、趣味を楽しむことはできる。でも、そういうことじゃない。
ライフスタイル、日々の楽しみ方を変えなくてはならないことはわかっているし、変えていかないと楽しみも増えないことは分かっているけれど、自発的なものではなくて、変化しなくてはならないというところに、気持ちがまだついていっていないのだろう。
この1年間を取り戻すべく、今年はもっと子供たちと楽しい時間を過ごしたい。家の中にいながらどうやって楽しむか。子供たちが大人になったときに、あの頃の記憶がないと思ってほしくないので、毎日を丁寧に生きていこうと思います。
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