目先の稼ぎより水族館
今年の夏休みも帰省はしないので、のんびり過ごしています。とはいえ、どこにも連れて行ってあげないのは可哀想なので、子供たち一人ずつと個別に時間を作ることにしました。
年も離れているし、それぞれやりたいことが違うので、みんなで出かけようがなかなか難しくて、それならば一人ずつゆっくり出かける時間を作ろう!と夏休み前に相談しておいたのです。
8月も後半、仕事もそれなりに詰まっているのですが、でも仕事はなんとかなる(きっと)。それよりも、子供と一緒にいる時間の方がきっと大事だと思って、プライベートを優先しました。
稼ぎは大事、でもそれ以上に今しかない時間はもっと大事です。
末っ子は小学5年生ですが、いつの間にか身長が150センチになりました。手の大きさや足の大きさは、私とほぼ同じです。身長もそのうち抜かされそう。
あっという間に子供ではなくなってしまうでしょう。そう思ったら、仕事なんかしてる場合じゃないですね。
昔は、子供を育てるのってなんて大変なんだろう、仕事と両立するって本当に疲れる…と気持ちが切れそうになったこともよくあります。
どうして母親ばっかりこんなに負担が大きいのだろうと、夫を恨めしく思いました。いいなあ、好きなように仕事して、帰ってくればご飯ができてる生活。私だってそうしたい。
不公平だという思いだけを抱えてきました。仕事も思うようにできない、家事の負担は大きい、そして子供が病気をすれば私の方が休む回数が多い。
こうやって私の人生は終わっていくんだろうかと暗い気持ちになったこともあります。でも、頑張ったことって、決して無駄にはならないのです。
今、子供たちは私の味方。パパには見向きもしません。それは彼の自業自得なので放っておきますけど、今まで頑張った時間があるから子供たちといい関係が築けているんだと思うと、これまで頑張ってきたことが報われた気がします。
親だから子供のことを大事にするのはあたりまえだし、報われるためにやってきたわけではないけれど、それでもなんだかご褒美をもらえたようで嬉しい。
長女はすでに成人しましたが、今も一緒に出かけますし、高校生の息子も私とは出かけてくれます。夫は血の繋がりがあれば家族になれると信じているところがあるので、そうではないよと言ってきたけれど聞く耳を持たなかったから、まあ仕方ないでしょう。
血の繋がり?なんだそれ?親子になれるかどうかは、血じゃない。一緒に過ごしたり、会話をしたり、ときには喧嘩をしながら相手と関わっていくことだと思います。親子だから分かり合えるなんてことはなくて、わかり合おうとしないといけないし、自分の思っていることだって伝えようとしなければ伝わらない。
親子だからこそ、ご飯を食べたり、どこかへ出かけたり、好きな本の話をしたり、思いを共有しないと信頼関係は築いていけないです。
行ってよかった。楽しかった。また一つ、思い出が増えた。私の宝物。
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