昔は、ストレスで太る理由がわからなかったんです。ストレス溜まったら、食事が喉を通らない、つまりご飯が食べられなくて痩せるんじゃない?と思っていました。かつて、ストレスで思うように食事ができなくなったことがあったからです。
でもそれは、ケースバイケースなのだということが、この歳になって分かりました。ストレスは、食欲を減退させるだけでなく、増殖させてしまうこともあります。
思うに私の場合、悲しみとか辛いという気持ちは食欲がなくなるけれど、イライラする、腹が立つという時には、甘いものが食べたくなるようです。これは、心のどこかで優しさを求めているからなのでしょうか、それとも冷えた心を甘いもので温めたくなるのか。甘いものって、どこか温かみを感じませんか。
なんだかホッとするような…それこそが甘いものの罠です。取り続けることで砂糖中毒になってしまう危険もあるわけですが、それでもストレスに対抗するには甘いものが欲しくなる。
人間という生き物は、きっと楽な方へ、楽な方へと逃げていくものなのでしょう。ストレスの根源を絶つことができないのなら、甘いもので誤魔化すしかない。甘いものを取ったところでストレスがなくなるわけではないけれど、一時的に嫌なことは忘れられる。
ああ、まさに砂糖中毒ですね。中毒って恐ろしい。
本当の中毒にならないために、甘いものが欲しくなったら体を動かすことにしました。スクワットとか、ラジオ体操とか、その場でできることです。体を動かすことで気持ちを切り替えます。
この歳になって、「健康が一番」という言葉の意味をひしひしと感じているのです。イライラしたからといって甘いものばかり食べていたら、太るだけじゃなく、生活習慣病も心配です。
80歳になっても90歳になっても元気で仕事をしていたいし、最後まで人生を楽しみたいので、甘いものはほどほどにします。
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