アロマを仕事にしたいと思っていた時期がありました。
ショップの店員、講師、自分でお教室を開く……。いろんな可能性があって、でもどれもぼんやりしていて。誰にも言わないまま、ひとりでこっそり調べていました。
調べれば調べるほど、選択肢は増えていく。でも、なぜか形にならない。その状態が、けっこう長く続きました。
動き始めたのは、「メディカルアロマ」という分野を知ってから。スクールに通い始めたら、どんどん面白くなってきて。先生が驚くくらいの成績を取ろうと、かなり本気で勉強しました。40歳過ぎてからの勉強は頭に入らなかったけど、楽しかったなあ。
ある日、スクールで「講師になりたいんです」と話してみました。大きな宣言というより、ただ正直に言ってみただけ。でも言えたのは、それだけ本気でやってきた自信があったからだと思います。
その言葉がきっかけで、「うちで働きませんか」と声をかけてもらえました。誰にも言わずに調べていた頃には、想像もしていなかった展開でした。
最近も、似たような体験をしました。
「Kindle本を出したい」——ずっと思ってはいたのに、なかなか原稿に取り掛かれずにいました。忙しい、まだ準備が整っていない。そんな言い訳を重ねながら、気がつけば時間だけが過ぎていく。
ある日、友達に「出したいと思ってるんだよね」と話してみたんです。それだけで、なにかが変わりました。
言った手前、やらないと。
その後、実際にKindle本を出版できました。口に出す前には、なかなか動けなかったのに。
頭の中だけにある夢って、消えるのがとても早い。誰にも言っていなければ、なかったことにするのも簡単です。でも一度でも口に出すと、夢は「自分だけのもの」じゃなくなるんです。
やりたいことがあるけど、まだ誰にも言っていない——そんな方に、一度だけ試してほしいことがあります。信頼できる誰かに、「やってみたいことがあるんだよね」と話してみてください。うまく説明できなくてもいい。まとまっていなくてもいい。
もし人に言うのが恥ずかしかったら、ブログでもいいと思います。
語った瞬間から、夢は動き始めるから。
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