長女、絶賛就活中。有効求人倍率が高くなっているとはいえ、それは全体の話。人気のある企業はえらい倍率なわけで、それは大学受験と同じです。子供の数が減っていても、有名大学の倍率はあいからわらず高いですから、受験も就活もちっとも楽になりませんね。
昔と違って提出する書類も履歴書だけではなく、エントリーシートだのなんだのとめんどくさい。一人当たりの面接時間も長くなっているから、逆質問もたくさん用意しておかないといけない。
30年前の自分の就活を思い出し、第二次ベビーブーム生まれの私は何をするにも倍率が高くて大変だったけれど、今はその時とはまた違った大変さがあるなと感じています。
しかし親としてできることは、じっと見守ることだけです。疲れたらいくらでも愚痴を聞いてあげるし、「落ちた…」と凹んでいるときは気分転換に付き合ってあげる。でもここを乗り切るのは本人の力しだいですから、私は見守るのみ。
小さいときはあれこれと世話を焼くのが親の仕事でしたが、年齢を重ねるほどにそれはできなくなっていく。いや、してはいけない。あれこれ手を出すのではなく、子供が自分の力で進んでいくのを後ろから支えるだけ。それが、親の仕事になっていきます。ああ、もどかしい。でもそのもどかしさをじっと耐え、ひとり悶々とし、ヤキモキしながら吉報を待つしかない。そう、待つのが仕事。なんと辛い、自分が苦労した方がよっぽど楽!と思います。親の仕事とは、こうやって待つだけになっていくんだろうなあ。
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