いつもこころに太陽を。

念願の「書くこと」を仕事に。言葉の力でもっとたくさんの人を幸せに出来たらいいなと思っています。

忙しいことがありがたいこと

フリーランスになって早7年目になりました。あっという間でした。WEBライターの仕事を始めた当初は、1つの記事を書くのに2日も3日もかかって、時給に直したら100円くらい…これではパートに出たほうが稼げるのでは、と思ったものです。しかしそこで諦めなくて良かったと思います。

 
仕事に慣れてきた2年目くらいの頃、突然「終了」を言い渡されたこともありました。ああ、これがフリーランスなんだなあと思いつつも、すごく納得のいかないモヤモヤを抱えていました。会社員じゃないから、毎月決まった仕事があるわけじゃないってことくらいわかってるけど、わかってるけどさあ、あまりに唐突すぎないか!?という気持ち。しかし、文句を言ったところで仕事が戻ってくるわけではありませんから、切り替えるしかない。仕事が途切れた時のリスクヘッジとして複数の仕事をするようにしていましたので、幸い収入がゼロになることはなかったです。
 
思えば、ライターになってから切り替えが上手になったかもしれません。勤め人だったころはイライラやモヤモヤを結構引きずってたなあと思います。
 
フリーランスは、常に前を向いてないといけないんです。スキルアップのために、自分の仕事の振り返りは必要だけれど、まずは目の前にある仕事を確実にこなしていかなければならないですし。仕事のチャンスを掴むのもそう。チャンスって、自分のうしろではなく前にあるものだと思っています。
 
少しずつ、小さなチャンスを拾いながらここまでやってきて、今では会社員時代よりも年収が高くなりました。時給100円時代から進歩したものです。娘にもワーカホリックではないかと言われますが、365日仕事をしていても苦にはなりません。目の前の壁にカレンダーを貼り、仕事の予定をびっしりと書き込む。たまには真っ白な日を作ろうと思いつつも、この作業だけはやっておこうと小さな仕事を入れてしまいます。しかし今は、それが楽しい。やることのない日がないことがありがたいなと思います。
 
会社員の頃とはまた違う忙しさ。やりたいことをやれている忙しさなので、あまり忙しいとは感じないのがいいところです。スケジュールは自分で組めますから、お出かけの予定も立てやすい。自分が好きなように時間を使いながら、やりたいことができている幸せ。私にはこの働き方があっていたんですね。フリーランスが忙しいということは仕事があるということですから、とてもありがたいことだと思います。忙しいことがありがたいと思えるようになるなんて、会社員のころは想像もつきませんでした。毎日が日曜日だったらいいのに。会社行きたくない…。毎朝、そんなふうに思ってました。
 
忙しいことがありがたく、そして平日が嫌じゃない。月曜日が憂鬱じゃない。そんな働き方を見つけるまで少し時間がかかったけれど、生きているうちに見つかってよかったと思います。
 
これからは、「書く」ということをどう楽しんでいこうか、そんなフェーズに入ってきました。文字単価も上がり、収入も安定してきた。わかりやすい、役に立つ文章を書こうと思って仕事をしてきましたが、ただ役に立つだけではなく、もっと読者の心を揺さぶるような、背中を押してあげられるような文章を書いていけたら。
 

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