いつもこころに太陽を。

念願の「書くこと」を仕事に。言葉の力でもっとたくさんの人を幸せに出来たらいいなと思っています。

就活かあ。20歳そこそこで人生の方向性を見つけなくてもいいのかも

 

最近、大学3年生の娘が就職活動に悩んでいます。まだ実際の活動はしていないのですが、将来の方向性を決めかねていて、どんな職業につけば良いのかわからないと頭を悩ませていますが、こればかりは自分で決めてもらうしかありません。
 
ママみたいに家で仕事をしたいといわれますが、私だって最初からフリーランスだったわけではないですし、長い公務員・会社員生活を経て今があります。結構遠回りをした方だと思います。
 
個人事業主として届け出を出したのが2017年。フリーランスとしての人生を始めて、もう5年が経ちました。なんの人脈もなく、特にスキルもなかったので、WEBライターとして仕事を始めた当初は月に5万円も稼げませんでした。お小遣い程度ならそれでも良いでしょうが、子供が3人いてまだまだお金もかかる、そんな時に「こんな収入じゃやっていけないじゃん!!」と頭を抱えたものです。
 
幸い、他にやることもなかったので、クラウドワークスやランサーズなどで未経験でもできる仕事に片っぱしから応募して記事を書き始めました。最初は単価があまりに安くて辛かったのですが、仕方ありません。日本語ができる、作文が書けるというのとお金をもらう記事が書けるというのは全然違うことなのです。記事の構成の方法も知らないし、SEOなんて言葉も知りませんでした。
 
最初に応募した仕事が、文字単価は0.5円とえらい安かったのですが、編集者の人がちゃんとフィードバックをくれるので、それがとても勉強になりました。運が良かったです。たとえ0.5円とはいえ、報酬をもらいながら勉強することができました。
 
今でもまだ勉強、勉強。文章を書く仕事にゴールはないので、日々勉強ですが、20年以上の雇われ生活を経て辿り着いたフリーランスという働き方、私にはとても合っていると思うので、今が一番楽しいなと思います。
 
定年もない、頭さえキープできていればずっと仕事を続けていける。こんな仕事に巡り会えたのだから、前職でリストラされたのはかえって良かったなと思うくらいです。
 
とはいえ、自分が本当にやりたいことに巡り会うまで20年以上かかっているのだから、大学を出たばかりの娘がすぐに天職に巡り会えなくても、当然といえば当然です。
 
人間、何があるかわからないし、どこにどんな縁やチャンスが転がっているかわからない。それを掴むか掴まないかも自分次第だし、悩むことはたくさんあると思うけれど、頑張って自分の人生の方向性を見出して欲しいと思います。
 
ただ、あんまり「これでなくちゃいけない」みたいに固定しない方が良いと思っています。社会に出て、いろいろな人と出会い、いろいろなことを経験する中で方向性は変わっていくと思うからです。
 
もっとやりたいことに巡り会えるかもしれないし、これが天職だ!と思える仕事が見つかるかもしれない。結局、人生はやってみないとわからないことだらけ。
 
そもそも、20歳くらいで人生決めるのが無理です。これまで学生生活しかしたことないのですから、仕事のことなんて全くわからなくて当たり前です。
 
昔みたいに、終身雇用制度があって、最初に入った会社で人生決まってしまうという時代でもないのだから、とりあえずは「今やってみたいこと」を考えてチャレンジしてみたらいいと思います。先のことなんて、誰にもわからない。
 
これから先、コロナよりももっとひどい状況になるかもしれない。そんな時に生き残れる力をつけて欲しいと切に願います。職業を考えるというよりは、どんな仕事にでもチャレンジできる行動力とか、新しいものをどんどん取り入れる積極性だとか、そんなことの方が大事な気がします。
 
そういう意味では、大学によってある程度「コース」が決まってしまう昔の方が楽だったのかもしれない。でも今は、思考停止していたら生き抜いていけません。「自由」は楽しいけれど楽じゃない。
 
考えて動いて、修正して。人生はその繰り返しだから、怖がらずにどんどん前に進んで欲しい。
 
自分の人生は自分で決めないといけないから、親としては見守るしかないし、相談されたら話を聞いてあげることくらいしかできないけれど、がんばって道を切り開いていって欲しいなと思います。あなたならきっとできると信じています。
 

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