いつもこころに太陽を。

念願の「書くこと」を仕事に。言葉の力でもっとたくさんの人を幸せに出来たらいいなと思っています。

入院日記#4

術後、4日目。

傷の回復も順調で、いよいよドレーンが抜けることになりました。
 
これが抜けると、少し痛みも和らぐらしい。
しかし、お腹から管が出てるって、ちょっと変な気分。人の体ってすごいな。管が出てても平気なんだ。
 
先生にドレーンを抜いてもらうときは、なんともいえない変な感じでしたけど、おかげですっきり。歩く時もだいぶ痛みがやわらぎ、楽になりました。
 
さて、あとは回復あるのみ。週明けに検査をして何もなければ、火曜日に退院ということになりました。
 
1週間で退院できそうでよかった。
 
よかったのですが…気持ちは半々。子供達のいるところに帰りたい。しかし、何もせずにゴロゴロしていられる時間はあと数日なのかという気持ち。
 
エアコンが効いてて、ご飯持ってきてもらえて、片付けることもしなくていい。ご飯はまだ五分粥くらいのゆるいものなので、正直美味しくはない。おかずもあんまり美味しくない。でも、作ってもらえるありがたみですよ。
 
子供産んでからの人生で、こんなに何もしなかったことはほぼないです。出産で入院していたときくらいでしょうか。でもあのときは、ご飯は作ってもらえたけれど、授乳で忙しかったですし、休んでいるという感じではなかったです。
 
朝ごはん。
持ってきてもらえるって、ありがたい。

午前中は本を読み、お昼ご飯を食べたらすこしうとうと。あまり寝すぎると夜眠れなくなるから、気をつけました。
 
お昼ごはん。やっと、全粥になった。

そして午後はまたゆっくり読書。ときどき、スマホで漫画を読む。ああ、なんて贅沢な時間だろう。
 
これまで何年も胆石の痛みに耐えたご褒美なんだろうかと思うくらい、ゆったりと過ごしました。退院したくない、このままずっとこうしていたい…という気持ちもほんの少しだけありました。
 
看護師さん達は皆やさしいし、ここから富士山が見えるのよなんて教えてくださる人もいるし、痛みさえなければホテルで暮らしてるんじゃないかと思うくらい快適でした。
 
とはいえそれは、命に別条のない病気で、術後の経過も順調だったからこそ、そんなふうに思えたのでしょう。贅沢なことです。
 
早く普通のご飯が食べられるようになりたいけれど、作ってもらえるだけでありがたい。

 

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