いつもこころに太陽を。

念願の「書くこと」を仕事に。言葉の力でもっとたくさんの人を幸せに出来たらいいなと思っています。

入院日記#3

朝6時、検温と血圧測定の時間です。微熱が気になるけれど、まあ許容範囲といったところでしょうか。炎症がひどかったので、まだ体が戦ってくれているようだと看護師さんも言っていました。

 
さていよいよ、カテーテルを取ることになりました。まだお腹痛いし、ちゃんとトイレまで歩けるかなあという不安もありましたが、このまま寝たきりでいるわけにもいきません。まずは取ってもらって、起き上がる練習です。
 
結構痛い!お腹の傷痛い!傷というよりも、ドレーンが入っているので、それが痛いのかもね、ということでした。ベッドの角度を40度くらいにして、足を下ろしてからゆっくりと体を起こしてみる。
 
妊娠中にも思ったのですが、人間の体というのは何をするにもお腹に力を入れるんですね。腹筋とか体幹とか、すごく大事なんだなということが、お腹に力を入れられなくなってよくわかりました。
 
トイレに行ったら、2日間は毎回尿の量を測るのだとか。カテーテルを入れている時間が長いと、自力で排尿できなくなってしまうことがあるため、きちんと出せているか量を測るのだそうです。
 
まだ傷が痛くてあんまり起き上がりたくないから、2〜3時間おきにいったのですが、大きな紙コップに尿を入れると、ビアガーデンを思い浮かべてしまいました。泡は立っていませんけど。ああ、暑くなってきたし、冷えたビールは美味かろうなあと、何を想像してるんだか。
 
手術した日、尿検査をしたときはまるでアセロラジュースのような赤い液体が出ていたので、かなり体が参っていたんですね。アセロラジュースからビールになったので、だいぶ回復してきているようでした。
 
お風呂ももちろん入れなかったけれど、娘に顔を拭くシートとオールインワンコスメを買ってきてもらったので、顔の手入れだけはなんとかできました。
 
朝は看護師さんが体を拭くための熱いタオルを持ってきてくれます。部屋の中は涼しくても汗はかきますから、顔や体を拭くことで少しでも気分をリフレッシュできます。これ、すごく大事です。
 
気分を変えるためにも、自分のお気に入りの基礎化粧品を持ってきてもらうのもいいかもしれないですね。
 
そしていよいよ食事開始!
といっても、最初は重湯!
 

 
それでも、ご飯が食べられることが嬉しい。重湯は美味しくなかったけれど、卵豆腐のように見えたものがプリン味だったので救われました。久々に、味のついたものを口にして生き返りました。
 
ああ、ご飯が食べられるって本当に幸せなんですね。
 
お昼は三分粥になりました。ジョア、美味しい。

夕ご飯は五分粥になりました。
ほんの少しお米を感じるけれど、ご飯とは言い難い…。
術後だから、仕方ないですね。
果物の缶詰が、こんなに美味しく感じるなんて。

 
 

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