いつもこころに太陽を。

念願の「書くこと」を仕事に。言葉の力でもっとたくさんの人を幸せに出来たらいいなと思っています。

血の繋がりはあまり関係ない

小学生の男の子が殺されてしまった事件。なんとも痛ましい。

お母さんの気持ちを考えると本当にいたたまれません。

 

しかし解せないのは盛んに「義父」とか「血の繋がりがない」という報道。

 

世の中には、血の繋がらない親子なんてごまんといるでしょうに。なんだか、義理の関係だから、連れ子だからこんなことが起きたというような方に持っていきたいのだろうか。

 

確かに虐待の問題でも、若いお母さんが離婚して一人で子供育てていて、同居している男が加害者になって、というケースが多いから、そう言いたくなるのもわかる。

 

他人の子供と一緒に暮らすことが簡単じゃないこともわかる。

 

じゃあ血が繋がっていれば親子関係はうまくいくのかい?そんなことはないと思うよ。

 

うまくいっている親子だって色々な葛藤の中で、お互いを理解しようって歩み寄って、すごく努力してその関係を築いているわけでその努力を怠ったら、血のつながりだけで親子関係なんて築いていけないんだよ。

 

まだ背景もわからないうちに、簡単に「血の繋がりがなかったから」というような方向に持っていくのはどうなんだろうと思う。

 

それでは子連れ再婚をして、一生懸命親子になろうとしている人たちに失礼な気がする。

血が繋がっていようがいまいが、お互いに努力して頑張っていかないと人間関係なんて築けないの。

 

その努力をしなかったがために、崩壊している家庭なんていくらでもあるじゃない。崩壊するのと我が子を手にかけるのは天と地の差があるけれども、血の繋がりの有無だけで犯罪が起きるようなことを言ってはダメだよ、と思うだけ。