いつもこころに太陽を。

念願の「書くこと」を仕事に。言葉の力でもっとたくさんの人を幸せに出来たらいいなと思っています。

おせちを手作りするのはいつまでだろう

 

今年も12月30日からおせちの仕込みを始めました。おせちといっても、子供たちが好きなものしか作らないので、それほど手の込んだものはありませんが、一から作るとそれなりに時間がかかります。仕事の合間を見ながら、計画を立てて少しずつ作業を進めていくようにしています。栗きんとん、お煮しめ、黒豆、煮豚など。今年はローストビーフも作ってみました。だし巻き玉子やお雑煮は元旦に作ります。
 
豪華なおせちを買うのもいいけれど、子供たちが食べてくれる間はできるだけ手作りしたいと思っています。一年の初めに食べるものだから、我が家の味を。大人になってこの家を出て行った後も、きっと覚えてくれているに違いない。スーパーでおせちの黒豆を見るたびに、うちでは毎年作ってたなと思い出してくれるかな。そんなふうに思って、毎年作っているのです。
 
私自身は、子供の頃はいつも父の田舎で新年を迎えていました。父の実家は仕出しもする魚屋で、大晦日まで配達で忙しかったので、夜になってようやく一息つけるのでした。すき焼きを囲みながら紅白歌合戦を見て、その日だけはどんなに遅く起きていても怒られないのが嬉しかった。そして翌日、テーブルに並んだたくさんのおせち。栗きんとん、伊達巻、お雑煮、お刺身。もう食べきれないってくらいいっぱい並んだ料理が子供心にすごく楽しみだったんです。今と違ってコンビニもないし、三が日は本当にどこもお店が開いていないから、おせちしか食べるものがないのだけれど、その3日のために仕込んだごちそうというのが普段とは違う特別感があって、すごく楽しかったことを覚えています。
 
今は元日でもスーパーが開いているし、コンビニもあるから、そんなにたくさんおせちを仕込まなくても食べるものはなんとかなります。でもそれでは、お正月気分にならないから、あえて買い物をしなくて済むように作っている、というのもあります。
 
お正月をお正月らしく過ごして、子供たちが大人になったときでも思い出してくれたら嬉しいな。うちのお正月って、いつもおせち食べてだらだらしてたなあ。そんな思い出でもいい。
 
長女はもう大学生だし、下の子達も大きくなったらお正月は友達と過ごすようになるかもしれない。いつまで作れるかなあと思いつつ、今年も冷蔵庫がいっぱいになるくらいおせちを作りました。
 
子供達のためなのか、それとも私が子供たちとの思い出を作りたいのかわからないけど、おせち作りはなんだかんだいって楽しいです。できる限り、作り続けたいなと思います。
 
 

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